4月8日は夕方まで大雨でしたが、GPV気象予報のとおり、夜半には快晴となりました。先週に続いて、月夜に関わらずPHD2のドリフトアライメントをやってみたりしてAZ-GTiの赤道儀として使い込むために慣れていっているところです。PHD2を使った感想などは別の機会に取り上げますが、今回は、オートガイド撮影で撮った球状星団M3に対してSirilの新機能を使ってみました。
新機能 Star processing
Star processingは、2月に発表されたSiril 1.2.0-beta1の新機能でしたが、私のwin11環境ではクラッシュしてしまい、使わずじまいにしていました。beta2でクラッシュしないことがわかり、さっそく今朝撮影したM3に使用してみました。本来であれば星雲などに使いたいところですが、月夜に応用できればと思ってやってみました。
オートガイド撮影で試写2回めの対象は、球状星団M3
PHD2のドリフト法による極軸合わせの習熟に時間をかけているうちに時間が無くなってしまい、M3を試写してみました。
ストレッチをかけ過ぎるとバックグラウンドの中からノイズが浮き出てしまうため、抑え気味になってしまい、月夜の眼視状態によく似たさびしい球状星団になっています。
この画像に対して以下のように使ってみました。
Star Processing tool(Star Recomposition)
とっても直感的で、恒星のみをストレッチしていくと埋もれていた微恒星も浮き上がってきてくれました。バックグラウンドと別々に操作できるし、とても直感的で使いやすいです。
面倒だった操作がこんなに簡単にできるようになりました。Sirilの充実ぶりは目を見張りますね。