夜空を見上げよう

×天体写真 ○電視観望 始めました。気づいたことをつづります。

平日の夜のソンブレロ銀河

M104 ソンブレロ銀河
2023年5月24日  22:00-22:25
Light 30Sec*50(総露出 25分)
SkyWatcher EVOSTAR 72ED Playerone Neputune-C II 
 GAIN 180 offset 10 Bias 50 Dark 50 Flat 50
   Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS PHD2
元画像を回転・トリミング

3月あたりから、平日晴れて休日は雨天という残念な天候ローテーションが続いています。先週末も雨となり、パッとしませんでした。GW明けからは出張も入り始め、通勤も久しぶりにラッシュを経験しました。世の中、忙しくなってきました。

 前回、調子に乗ってGAIN値を高めに設定して飽和させてしまい1枚もモノにすることができませんでした。M104ソンブレロ銀河も西に傾くのが早くなり、そろそろ終わり。この失敗を挽回したい思いも重なって、平日の夜なのにとうとうやってしまいました。

GAIN値と露光時間

経緯台モードで電子観望していたときは、GAIN値を400以上にあげて10秒で撮像していました。今回は、いろいろと調べてみてGAIN180、30秒でやってみました。モニターもかねて、SharpCapの仮想フォルダーカメラでファイルをライブスタックし、前回よりもはっきり写っていることは確認できました。翌日も仕事なので、すぐにbias、dark、flatを撮影して、24時までにベランダから撤収できました。冷却CMOSカメラだとダーク撮影は後回しにできるそうです。時間をお金で買えると思うとSVBONYの冷却CMOSカメラなんか欲しくなってきますね。

低倍率アイピースのような雰囲気で

Sirilのスクリプトで画像処理し、ストレッチしてみるとソンブレロ銀河が浮かびあがってきました。

M104(トリミング前の元画像)

ドブで低倍率アイピースを使って眼視観望していたときの雰囲気を思い起こさせる写り様です。本当は超新星爆発で話題のM101を撮りたかったのですが、今週末に期待することにしました。