3月29日のベランダ撮影
久しぶりに天候が回復したのですが、黄砂の飛来や月明りやらの条件下、CBPフィルターを装着したSV605CCで撮影をしています。当方のベランダは西向き。既に冬の天の川は西に傾いていて、DBPフィルターで写したいような星雲たちは、もう撮影時間を稼ぐことができません。一方、しし座やかみのけ座、おとめ座の銀河はまだ東の空にあってまだ、捉えることができない微妙な時期となっています。北の空のM81、M82は高い位置にありますから、2時間ほど撮影することにしました。
M46 散開星団の中に浮かぶ惑星状星雲NGC2438
21時すぎはまだM81M82は子午線を超えていないので、M46散開星団を撮影しながらSV605CCの調子を見てみることにしました。NGC2438が写っていますが、Neptune CIIで撮影したときよりも散開星団全体が入っていて眼視の雰囲気が出てるような気がします。ドブで眼視をやっていたころは、この惑星状星雲NGC2438を確認して喜んでいたのを思い出しました。このSV605CC・・・スクエアなフォーマットであることから、球状星団もいい感じで写るのではと期待が膨らみます。
月明りとM81とM82
CBPフィルターの使い心地を確認しようと銀河の撮影に臨んだのですが、市街地に加え月明かりがあるのを忘れていました(笑)コントラストを上げても背景に埋もれてしまい、これが精いっぱいでした。次回は新月期に同じ条件で撮影してみたいと思います。
差し替えるだけで使える冷却CMOSカメラ SV605CCの使い心地
これまでPlayeOneのNeptune CIIを使いつづけていたのですが、SV605CCは差し替えるだけで使える冷却CMOSというねらいにぴったりマッチしていました。フォーマットの大型化で懸念された周辺減光も今のところフラット補正が効いています。また、アメリカンサイズのフィルター類はそのまま使え、レデューサーなど他に買い足すパーツもなく画角も2倍以上になりました。EVOSTAR 72EDIIの場合、SV405CCなどIMX294のユーザーからは周辺が流れるのでレデューサーが必須という話を聞いていたので、どうやらMIX533のスクエアフォーマットはこの鏡筒にとって絶妙なサイズになっているかもしれません。