夜空を見上げよう

×天体写真 ○電視観望 始めました。気づいたことをつづります。

DBPフィルターで M1 かに星雲 と NGC7380 魔法使い星雲

 12月8日金曜日の昼は暖かい晴天で年末の慌ただしさを忘れさせてくれました。しかし、帰宅してベランダから空を見上げると雲が広がっています。GPV気象予報では雲がとれて晴天が広がる予報となっていました。望遠鏡をセットして12P/Pons-Brooks彗星を確認したかったのですが、雲にさえぎられたまま沈んて行きました。

 雲が出ているときは、ATOM CAMを出して自室からベランダの空の様子を見ています。来週はふたご座流星群なので流星検出もやってみました。

 

M1かに星雲

M1 かに星雲
2023年12月9日  2:38-3:29 Light 60Sec*42(総露出42分)
 GAIN 320 offset 10 Bias 45 Dark 45 Flat 45
サイトロンDBPフィルター  
SkyWatcher EVOSTAR 72EDII Playerone Neptune-C II
AZ-GTi Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS
SV305 PHD2 Siril 1.2.0
Topaz DeNoise AI Lowlight
Star Recomposition
GIMPトーンカーブ補正

撮影中にCMOSの温度をチェックすると14度と温かく11月に撮ったbias,dark,flatを今回も利用しました。

フィラメントの感じが良くわかり、期待以上の写りとなりました。DBPフィルターの効果で飽和せずにGAIN値を上げることができたのが良かったようです。スマホで見やすいように縦画像にしています。

 

NGC7380 魔法使い星雲

DBPフィルターで写る星雲として今回は「魔法使い星雲」をとってみました。

NGC3780 魔法使い星雲
2023年12月8日  23:05-25:23 Light 60Sec*90(総露出90分)
 GAIN 320 offset 10 Bias 45 Dark 45 Flat 45
サイトロンDBPフィルター  
SkyWatcher EVOSTAR 72EDII Playerone Neptune-C II
AZ-GTi Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS
SV305 PHD2 Siril 1.2.0
Topaz DeNoise AI Lowlight
Star Recomposition
GIMPトーンカーブ補正

なかなか浮かび上がってこずに大変でしたが・・・・どこが魔法使いなのかよくわかりませんね。

 

流星検出

 

ATOMCAMの利用ですが、ふだんは自室から望遠鏡の姿勢を監視したり、雲の様子を確認するために使用しています。撮影時間帯に流星は2つ確認することができました。

 来週末のふたご座流星群のときには、ベランダからの街並みにカメラを向けたいと思います。

私も以下に紹介するmeteor-detectのお世話になっています。コマンドラインでの操作で簡単に検出することができます。来週末は晴れますように!

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