夜空を見上げよう

×天体写真 ○電視観望 始めました。気づいたことをつづります。

お盆明けの週末とSirilのライブスタッキング

M17の撮影

M17
2023年8月18日  22:22-23:55 Light 60Sec*90(総露出 90分)
SkyWatcher EVOSTAR 72EDII Playerone Neptune-C II
 GAIN 180 offset 3 Bias 60 Dark 90 Flat 60 QBPフィルター AZ-GTi Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS SV305 PHD2 Siril 1.2.0-rc1/Background Extraction/Photometric clolor calibration Star Recomposition

お盆から3日後の8月18日(金)、台風一過の澄んだ空気を期待して望遠鏡を出しました。前回、M16で手ごたえを感じたので同じ条件でM17を撮影しました。スターリコンポジションを取り入れています。背景のノイズを恐れるあまり星雲が暗くコントラストが強めでやや迫力がかけてしまいました。

 

M17
コントラスト強調せず、カラーバランスのマゼンタを強く)
2023年8月18日  22:22-23:55 Light 60Sec*90(総露出 90分) SkyWatcher EVOSTAR 72EDII Playerone Neptune-C II  GAIN 180 offset 3 Bias 60 Dark 90 Flat 60 QBPフィルター AZ-GTi Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS SV305 PHD2 Siril 1.2.0-rc1/Background Extraction/Photometric clolor calibration Star

そのため、スターリコンポジションをせずにストレッチとカラーバランスの調整を行い、星雲全体が分かるような明るさに調整しました。その代わり、背景が荒れてしまいました。

NGC6888(三日月星雲)

NGC6888
2023年8月19日  01:45-03:22 Light 60Sec*90(総露出 90分)
SkyWatcher EVOSTAR 72EDII Playerone Neptune-C II
 GAIN 180 offset 3 Bias 60 Dark 90 Flat 60 QBPフィルター AZ-GTi Ubuntu Desktop (Raspberry Pi4) Kstars EKOS SV305 PHD2 Siril 1.2.0-rc1/Background Extraction/Photometric clolor calibration Star Recomposition

M17と同じ条件で三日月星雲(クレセント星雲)を撮影しました。なかなかの難物で貧相になってしまいました。焦点距離の短い明るい鏡筒でとったほうが良いように思います。

 

SirilのLiveStacking

Sirilでもライブスタッキングができるようになりました。指定したフォルダに撮像データを見にいくポーリングモードのしくみです。バイアス、ダーク、フラットもセットできます。実用に使ったことはないのですが、先週のM16のデータをライブスタッキングさせてテスト動作させてみました。

重くて遅く、やはりSharpCapに軍配が上がります。ノイズがどれくらいなのか、モニターに数字が出ているので、90枚分のノイズをメモしてグラフ化してみました。

ライブスタック時のノイズの低減状況(1枚ー>90枚)

グラフにしてみると最初の30枚までは、一気に減っていきます。その後は鈍化していきますが、スタック枚数が多いほどノイズ低減する傾向は変わりありません。

90分露出を継続してみることにしました。