SeeStar旋風
ちまたでは、SeeStar旋風が吹きまくっていますね。私の知人も予約していたモノが届いてさっそく試したところ、マンションの駐車場で良く写ったと大喜びでM27や馬頭星雲を送ってくれました。
そりゃそうだ。ポンと置いて撮影したら即撤収できるし、都会で写るように最初から設計しているのも高得点だ。プレートソルビングに結露防止、オートフォーカス、フィルターホイールにはDBPフィルターもあって、私の望遠鏡セットより充実してます。だれかがフラット撮影用のLEDとかを3Dプリンターで作るかも。これでCMOSセンサーが30分ほどローテーションするようになれば完璧ですね。数年かけてコツコツ買い足してきた私を知人は一気に追い越していきました。彼もデータに画像処理を加え、さらにきれいな写真を手にすることでしょう。
この20年余り、自動導入で進化が止まっていた天体望遠鏡の世界にCMOSカメラとプレートソルビングで革命が起きたようで、この数年が楽しみです。スマホにカメラが搭載されることでCMOSセンサーが量産されるようになったことやラズパイやminiPCなどIOTが出てきたことも大きいですね。
私は、昨日に引き続きサイトロンのDBPフィルターを使ってみました。
12月2日土曜日の撮影
2日めの挑戦です。昨日は始めるのが遅くてすでに低くなっていたため諦めたコクーン星雲ですが、今日は家人が友人と出かけたため、私は留守番。商店街で買ってきた寿司で夕食を済ませ、いつもより早くから望遠鏡の準備ができました。外気温も昨日とほぼ同じなので、darkは昨日撮ったものをそのまま使い、flatも望遠鏡をカメラをつけたまま保管していたので昨日のflatをそのまま使うことにしました。カメラを取り外したり、撮影時に回転させたりするとその都度flatは撮り直しになるのですが、今回は省略できました。
コクーン星雲
この星雲のどのあたりを指してコクーン(繭)と例えているのかわからないのですが、トリミングして拡大したほうが良いようです。拡大すると複雑な形が見栄えするのですが、荒れた部分も見えてくるので今回はここまでです。
IC434 馬頭星雲
知人が送ってきたSeeStarで撮った馬頭星雲が気になって、自分の機材ではじめて馬頭星雲を撮ってみました。DBPフィルターのおかげなのか月があるのに意外とよく写ってくれました。
撮影時のゲイン値や1枚当たりの撮影時間は、DBPフィルター使用時はすべて統一しています。そのため、馬頭星雲は他の星雲と比較してもよく写ることが分かりました。焦点距離の短い望遠鏡や画素数の大きな冷却CMOSでもう少し広く撮りたくなってきています。
月がでているのにこれだけ撮れるのに感心してしまいました。フィルターは大事ですね。