8月26日金曜日。帰宅する電車の中で天気予報を見てみると、夜の間に晴れ間が出る予報に変わっていました。GPV気象予報で確認すると自宅エリア上空に晴れ間が開けるような感じです。今日の本命はらせん状星雲なのですが、ベランダから見えるようになる深夜0時すぎまで寄り道していました。
眼視のときの雰囲気を懐かしむ
現在のAZ-GTiラズパイを中心とした機材構成にしてからは、設置が簡単ですしプレートソルビングによるアライメント設定が快適で、星見ならぬ星撮りに気持ちの余裕が出てきました。
で、ついつい電視観望で飛ばしがちな散開星団を撮ってみようとM11を撮ってみました。8cmアクロマートで見えていたし撮影時間も短くていいだろうと15秒30枚 総露出時間7分30秒です。画像処理していたときは、大きな画像で取り留めなくあれれ!?と思っていたのですが、縮小したこのブログの写真くらいだと眼視のときの雰囲気がよみがえり、うれしくなりました。
野鴨星団という名前ですがアヒル星団とならないのは
そういえばM11...見て喜んでいたけれどネットで調べてみたことありませんでした。でワイルドダックなのはなぜ?アヒルとどう違うの?
そのわけは、アヒルは飛べないから。チコちゃんに叱られるかもしれません。
M11 は散開星団の中ではかなり星が多く、コンパクトに密集した天体である。鴨が群れている様子に似ているとして[4]、英語では Wild Duck Cluster と呼ばれる[1]。日本語でもこれを訳して野鴨星団と呼ばれる[4]。野鴨が群れを成して飛んでいる様子に見立てたのはウィリアム・ヘンリー・スミスである[5]。M11 (天体) - Wikipedia
みなさんは冬空にV字型に並んでわたっていく雁の群れ。いわゆる「雁行」をみたことありますか? 上の写真の星団から、V字になった雁の群れが離れていく様子がわかりますよね。日本では冬の渡り鳥ですが、イギリスでは北帰行した野鴨が夏を過ごしていてM11とイメージがつながったのか、イギリス人の季節感も関係ありそうですね。