年末が近づくにつれ、週末は家事が忙しくなってきました。昼のイベントに犬の散歩も兼ねて出かけたりとなかなか夜更かしとの折り合いがつかず望遠鏡で撮影していません。今日は雨。DBPフィルターを買ったことだし、ハッブルパレットについて画像処理をおさらいすることにしました。
まずはChatGPTにお尋ねしてみました。
ChatGPTの回答
- ハッブルパレットとは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した創造の柱などの有名な画像で使われている配色方法のことです。この方法では、SII(硫黄)、Hα(水素)、OIII(酸素)という3種類の輝線をそれぞれ赤、緑、青の色に割り当てて、星雲の構造や成分の違いを色の違いとして表現します。このようにすると、人間の目では見えない細かいディテールや美しい色彩が見えるようになります。
- ハッブルパレットは、ハッブル宇宙望遠鏡の画像にインスパイアされた配色方法ですが、ハッブル宇宙望遠鏡の画像も元々はモノクロで撮影されています。ハッブル宇宙望遠鏡は、さまざまなフィルターを使って同じ対象を複数回撮影し、それぞれの画像に色を割り当てて合成することでカラー画像にします。その際に使われる色は、科学的な意味や美的な効果に基づいて選ばれます。ハッブルパレットはその一例で、SII、Hα、OIIIの輝線を赤、緑、青に割り当てることで、星雲の構造や成分の違いを色の違いとして表現します。
- ハッブルパレットは、天文写真のカラー化において一般的な方法ですが、唯一の方法ではありません。最近では、より自然で多彩な色表現を求めてさまざまなバリエーションが試みられています。例えば、Hαを赤色に割り当てることで、RGBカラーに近い色彩感にする方法や、SIIとHαをブレンドすることで、色のニュアンスを変える方法などがあります。天文写真のカラー化は、科学的な正確さだけでなく、芸術的な表現力も重要な要素です。ハッブルパレットはその一つの表現方法であり、星雲の美しさや神秘さを引き出す方法です。
そうなのか~。一番最後の回答の中で、「ハッブルパレットは、芸術的な表現方法のひとつ」とはっきり言っています。概念はなんとなくわかってきました。
私はSirilのユーザーですので、その"芸術的な”引き出し方を以下のYouTubeをチュートリアルとしてやってみました。
Sirilでの基本的な流れ
- まずは、いつもどおり、Light画像、Bias、Dark、Flatを用意する。
- 実装されているスクリプト OSC_Extract_HaOIII を実行する。
ここで、HaとOIIIの2枚のFitファイルができます。このスクリプトで抽出される仕組みについては、Sirilのドキュメントに記載がありましたがなぜ抽出できるのかさっぱり理解できませんでした。
ご参考:Extraction — Siril 1.3.0 documentation - 出来上がったHaとOIIIのファイルそれぞれについて BackgroundExtractionを実行。
都市光の傾斜を平坦しています。 - Pixel_MathのRチャンネルにHa BチャンネルにOIIIをセットする。
- Gチャンネルには 式 k*R+~k*B を設定する。
kには、パラメータの欄で0.6 とか0.3とかスクリーンの色を見ながら設定します。たとえば、0.6の場合 R60%とB40%の合算という意味になります。
- 後は、従来と同じく各種操作を加えていきます。
おさらいの結果このようになったのですが、あとは修行のみのようです。