夜空を見上げよう

×天体写真 ○電視観望 始めました。気づいたことをつづります。

雲にはばまれた ふたご座流星群2023

せっかく予行演習をしていた流星検出ですが、夜に入って雲に覆われてしまいました。

なんとも残念なのですが、前日の録画からの検出や今回の機材 ATOMCam SwingのTipsをご紹介します。

 

12月13日21:00-14日 6:00の検出状況

 昨夜も夜は雲が出る予報でしたが、ダメもとでATOMCam Swingをベランダに出して録画していたので、そちらをチェックしたところ、明け方 4時40分くらいから空が開き始め、薄明までの1時間で9つの流星が画面内で検出されました。

 前回ご紹介した11日の検出状況は一晩で7個でしたから、今回1時間で9個と大幅にアップしていることがわかりました。十分に流星群になっています。これで今夜好天であれば、更にザクザクと検出されていたでしょうね。

2023年12月14日 04:40-05:40(1時間)に検出した9つの流星写真を比較明合成
ATOMCam Swingのリアルタイム検出について

ATOMCam 2は標準でRTSPサーバーが提供されているのですが、ATOMCAM Swingには実装されていません。残念に思っていたところ、ATOMCam Swingで動作するatomcam_toolsが見つかりました。

honeylab.hatenablog.jp

github.com

インストールして、meteor-detectのastrocam.pyの引数にRTSPサーバーのIPを指定するとモニタにリアルタイム映像を写しながら検出が始まることが確認できました。

FTPサーバーも使ってみました。こちらでファイル転送してローカルで検出作業をするもいいと思います。こんなプログラムを作成してくださったhoneylabさんに深謝申し上げます。次の好天時に使ってレポートしたいと思います。

 

次の流星群は・・・

1月4日・5日のしぶんぎ座流星群です。朝5時ころに1時間あたり約10個の出現が予想されています。仕事はじめですから、録画から検出となりリアルタイム検出の出番はなさそうです。

www.nao.ac.jp